真夏の今
君の夢は何ですか？
〜夢〜
今日はいつもより５度も暑い日曜日
そして彼の部活もお休みです。
私の彼はテニス部のレギュラーで「氷帝の天才」とも言われてます。
これでお分かりであると思いますが
彼は忍足侑士君です。
間違っても「にんそく」ではありません。
そして今日は２人でラヴラヴ･････のはずだったのですが
この暑さの為、２人でダウン
一緒に「○ォーター○ーイズ」の映画鑑賞です。
もちろんクーラーなんかは侑士のケチの所為で付けてません。
窓前回、扇風機前回、ソファーなどのもこもこ品は全部押し入れ
そして侑士は上半身裸で私はキャミと短パン
テレビの水音で眠りこけている最中です。
丁度映画も終わった時、外の子供の声で目を覚ましました。
その瞬間、夏特有のあの虫さんがやってきました。
「････････ゆ〜し〜･････」
「････････」
彼は全く気づかず眠ったまま
段々虫さんの数が増えてくるのは気のせいでしょうか？
そして･･･
バシンッッッ
「っっっ････？！な、何や？！」
「･･･蚊･･･」
「か？」
「ほら」
「見せんなや！色気ないやっちゃなぁ」
「うるさぁい」
「せやけど腹を思いっきし叩かんといてぇ」
「だって叩かなきゃ逃げて私が刺されるかもしんないじゃん」
「自分の心配かい」
「うん」
「即答かいな」
「･････ねぇ」
「ん〜？」
「チューしてぇ？」
「からしてぇ？」
「じゃぁ寝る」
「何でやねん！！」
私はちょっとした自己中です。
でもこれは侑士だけにです。
だって侑士は私の為なら何でもしてくれるからです。
段々と睡魔に襲われ、私はギブアップ
眠ってしまいました。
「ぉ〜ぃ･･･〜？」
「････Ｚｚｚ」
私は１０分くらい経ったくらいの時
侑士が変な所を叩いてきたのです。
パンッッ
「････いたい･･･」
「蚊」
「ぅん」
「ももについてた･･･しかもめっちゃ上の方ｖ」
「語尾のハートはなに？」
「別に･････そうや」
「･･･？」
「俺の将来の夢決まったわ」
「夢？」
「うん、俺な」
侑士は寝っ転がっている私にまたがり目を合わせ
それはもういやらしぃ目で見ています。
「･･･蚊になるわ」
「･･･やっぱり･･･」
「考えてみぃ？蚊になったらどんな所刺してもええんやでｖ」
「････」
私は侑士の考えてる事がとっても分かります。
お風呂に一緒に入れるだとか
夜潜り込めるだとか
変な所を刺してそこを掻いていると１人エッチしてるみたいだとか･･･
下心丸見えです。
「お風呂一緒に入れるやろぉｖ夜潜り込めるやろぉ？あ〜んな所を刺したら１人で掻いとったら１人エッチしてるみたいやんｖぁあっもう考えただけでムラムラするわぁｖ」
侑士は鼻息を荒くして妄想に浸っています。
でも私は凄く切なくなりました。
「でもさ、蚊になっちゃったら･･･侑士って呼べない･･･キスも出来ない･･･抱きしめられない･･･って呼んでくれない･･････抱きしめて･･くれないの？」
「･････」
侑士は少し黙ったけどすぐに抱きしめてくれました。
「やっぱ蚊になりとぉないなぁ･･･」
「蚊になっちゃったらいつ死ぬか知らないよ？」
「すぐペッチャンコやな（苦笑）」
「･･････ずっと傍にいてね？」
「･･･ぅん、やっぱ俺の夢はこうや」
「？」
「の赤ちゃんを最初に見る」
「･･･プロポーズ？」
「っぽいな」
「後３年後に出来ますよ」
「ほな、俺が１８になったら結婚しよなぁ」
「な〜んか軽いね〜」
「でもええやん、予約っちゅうことで」
「はいはい」
私達はこんな口約束だけど、結婚を誓いました。
来年の夏は、蚊にさせてあげようかな･･･なんて思ってたりしてます。
「」
「何？」
「チューしよ？」
「さっき言ったのにぃ」
「ええやん」
「我侭」
「よりは大人や」
「でも私の方がもう結婚できるもぉん」
「そんなん関係ないわ」
そう言って侑士はキスをしてくれました。
短いキスだけど
とても愛を感じるキスで････
涙が流れたのは、侑士には秘密です。
―――――の赤ちゃんを最初に見るのは忍足侑士です。―――――
ＥＮＤ
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季節外れのドリームです。
まだ春です。３月です。
これは８月設定･･･
ちょっとエロが･･･
申し訳ない;;
お気に召したらＲＣお願いします！！
２００５．０３．２６
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