結ばれない











この一言が









私の心を傷つけた








                     夢と奇跡と幻と・・・4




侑士は私の告白を聞いて嬉しがっていたけど

私は侑士と目が合う度恥ずかしくなる・・・

これが乙女なんだ・・・・

それから夕食を食べお風呂に入ろうとした・・・


だが・・・・



「何で侑士がいるの?」

「せやって俺の事好きなんやろv」


調子に乗ってお風呂に一緒に入ろうとしてきた。

そりゃぁファンの人なら一度は妄想想像した事あると思うけど

でも本当にこうなると恥ずかしいものなのです・・・


「調子に乗らないでよ!(////」

「照れちゃって・・可愛いやっちゃ」

「からかわないでっ」


それから何とか説得して私は1人で入れる事になった。

でも侑士の背中を流す事になった・・・

私は嫌と何度も言ったけれど、侑士はそんな事はお構いなし。

でも少し嬉しいかも・・・




ガチャッ



「ゆ、侑士?//////」

「背中、流してくれるんやろ?」

「じゃぁ後ろ・・・む、向いてよ//////」

「恥ずかしがり屋さんやなv」


うっさいわっ変態エロ眼鏡!

そう思いながらも少し侑士に触れる口実が出来てよかった(十分この人も変態だと思う・・・)


「気持ちいい?」

「めっちゃええ〜」

「よかった」

ちゃん・・・」

「何?」

って呼んでもええ?」

「変わってなくない?」

「『ちゃん』がないんや」

「私はいいよ?」

「ほな、v」

「なぁに?」

「何でもあらへん」

「変なの・・・」


でも、呼び捨てにしてくれて嬉しかった。

これで侑士が本当にアニメの人じゃなかったら学校・・・否世界で一番の幸せカップルになれたかも・・・



〜妄想はあかんで〜?」

「も、妄想なんかしてない!」

「顔がニヤついてたで?」

「侑士には言われたくないっ///」


そ、そんなにニヤついていたのか・・・

見っとも無い所見られてしまった。

でもこれからは妄想なんかしなくても

侑士は私の隣にいる。

これから妄想は控えよう。(止めようとはしません)

そう決意した。


「じゃぁ流すね」

「おう」


そういえば侑士の背中は凄く広い

無駄な脂肪がないって言うか・・・

お父さんみたいな背中だな・・・

そう思っているとお父さんが恋しくなってきた。

お父さんは凄く優しかった。

侑士ってお父さんに似てる気がする...



「なぁ・・・」

「なに?」

「明日も宜しゅうな」


侑士は悲しそうな顔をしていた。

でも泣くとかそういうのじゃなくて

私には理解出来ない表情だった・・・


「・・・うん・・・」


うん、としか言えなかった。

ここで嫌って言ったら侑士は私を嫌ってしまうかもしれない・・・




その言葉が最後・・・その日は必要最低限の事しか喋らなかった。


私は自分の寝室に行き氷帝のポスターなどを眺めていた。

でもだんだん睡魔が襲ってきてたのでベットへダイブし

そのまま寝てしまった。



それから何時間経ったかわからないけど

私の隣でモゾモゾ動く感触があった。

何かと思えば侑士だった。


「・・・・・・」

「あ、おはようさん、v」

「何してるの?」

「いやぁ1人でおるの怖くてなぁ一緒に寝てくれへん?」

「別にいいけど・・・どうやって入ってきたの?」


私の部屋には鍵がかかっている。

それなのにどうして・・


「コレで空けたんや」


そう言って見せてきたのは何と針金

月明かりで反射してキラキラ光った(注:先ほど「おはよう」と言いましたがまだ23時くらいです)

どこまで変態器用なんですか君は・・・・


「・・・・なぁ・・・」

「・・?」


侑士は私に抱きつきながら話しかけてきた。


「俺・・・向こうに帰りたくあらへん・・・」

「うん・・・」

と一緒にいたい」

「うん・・・」

「好きやで?」

「・・・・嘘でしょ?」


そんなの分かってる。

ただの同情でしょ・・・


「・・・・」

「私は好きだけど・・侑士のは同情でしょ?」

「・・・・同情や・・・あらへん」

「私、そういうのが一番嫌いなの」

「・・・・すまん」

「同情とか・・・されるの嫌・・・」


私は同情されるのが1番嫌い

叶わない恋だって侑士もわかっているから私に同情している

でも最初から叶わないと決め付けてほしくなかった。

私も最初は叶わないと思ってしまったけど

こうして侑士に会えたのだ・・・少しは希望が持てた。


「私・・・結ばれなくてもいいから・・・ただ侑士が生きていてくれればそれだけでいいもん」

「・・・・・・・・」

「・・・・・誕生日おめでとう」

「どないしたん?急に・・・」

「今日誕生日でしょ?言ってなかったからさ」

「ありがとうな、

「うん・・・・」



私達はそのまま反対方向を向きながら寝た。

侑士もそのまま寝て、私達は夢の中へ旅立った。





ジリリリリリリッ


目覚し時計のうるさい音で起こされた朝

だけどどこを探しても時計は見つからない・・・

何故・・?



「何でここにあんの・・」


そう、時計はドアの前に置いてあった。

侑士の仕業だろう・・・

でもどうしてこんな所へ・・?

すると、ドアの隙間から何やら良い匂いがしてきた。

卵の匂いやご飯の匂い・・・朝ご飯か

だが、少し考えてみたら、今日は平日・・・

学校・・・・


私は勢いよく時計を見れば、いつも起きる時間より30分も経っていた。

今から着替えやら朝食やらをしていては普通に学校に遅刻

私はパニック状態で制服に着替えドタバタと階段を駆け下りた。

そしてまず先に向かったのは勿論・・・



「侑士っっ!!!」

「お、・・おはようさんv」

「おはようじゃないよっ!何で時間変えたの?!」

「せやってが早くからいなくなるんは嫌なんやもん・・・」

「嫌って・・・」

「それより、学校遅刻してしまうんと違う?はよう食べ?」

「あ、うんっ」



今の言葉を聞いて少し怒りは収まったけれど、のんびり食べている暇はなく少ししか食べれなかった。

侑士は少し残念そうな顔をしていたけれど、夜はちゃんと食べると言ったら直ぐに機嫌を直した。

まだ子供心のある可愛い人なんだなって思った。



「じゃぁ行ってくるね」

「いってらっしゃい、事故るんやないで?」

「わかってるっ」





私は急いで学校へ向かった。

そして、これからまた事件が起こる事も知らずに・・・



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ギャグ→シリアス・・・なんでだろう・・・私は何故甘々が書けない・・・
絶対シリアスになっちゃうよぉ〜〜!!
誰か甘々の書き方教えて下さい〜〜!!!
 お気に召したらRCお願いします!!







05.09.07








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