私は意味のない人間・・・












誰も愛してはいない・・・憎まれてる人間・・・・











ここから去れと思われている人間・・・










必要とされていない










邪魔な人間・・・・・












〜絶対絶命   トライアングル〜






私達(景吾と侑士、ジローちゃんの4人)は授業が終わるまで、今日あった出来事についてを屋上で話し合っていた。

こんな話、多分信じてくれないと最初思っていたけれど、侑士とジローちゃんは疑いもしないで信じてくれた。

そして真剣に私を守ろうとしてくれている・・・。





死にたくない・・・・・――――




こんなに優しい人たちと別れたくない・・・・






「ねぇ・・・・・」




私は・・・我侭ですか?




「どうした?」




私は・・・甘えている?





「どうしたん?」





私は・・・弱い?





「どうしたの?」





私は・・・・最低だ・・・・





「・・・死にたく・・・・ないよぉ・・・」





何でこの言葉だけしか出てこない?

もっと他に言いたい事が山ほどあるのに・・・

ありがとうと言いたいのに

大好きと言いたいのに

私は平気と言いたいのに


何で弱音しか出てこないんだろう・・・




「大丈夫だ」

「・・・けっ・・ご・・・」

「そうだよ、俺達がいるし!」

「じろ・・ちゃ・・・」

「俺達が守ったるから」

「ゆっ・・・し・・・・」



私は今まで強がっていたのが悪かったのだろうか・・・

嬉しい気持ちと悔しい気持ち・・・そして弱い気持ちが入り混じって涙が溢れてくる。

溜めていたのが悪かったのだろうか

止めようとすれば止めれる筈の涙が今日に限って止まらなかった。



「泣きたい時は泣かなきゃダメだよ」



泣いてもいいの?



「弱音を吐いたっていいんだ・・・」



弱音を吐いてもいいの?



はロボットとちゃうねんから」



私は人間だったの?






皆の言葉一つ一つが嬉しくて

泣き止んでもまた泣いてその繰り返し

皆の言葉は魔法だね

私を喜ばしてくれて、本当の私を出させてくれる

初めてだよ・・・皆



「あり・・っ・・がとぉ・・・」







「・・くっ・・・みんな・・・っ・・だいすきっ!」






最高の笑顔で伝えれた。

本当の私はこんなだよ




・・・」

ちゃんは笑ってた方が超カワEー!」

「ほんま可愛えなぁ・・・」

「ありがとう・・・っ」

「けど、こいつらは大好きでも、俺様には愛してるだろ?あ〜ん?」

「うんっ愛してるよv景吾!」

「サンキュ」

「あ〜跡部だけズリー!!俺にも愛してるって言って〜ぇ!」

「バーカ、は俺様のモノだ、てめぇなんかに愛してるなんて言うわけねぇだろ」

「ブー!跡部のケーチ」

「俺には言うてくれるよな〜?」

「え〜侑士に〜・・・?」

「なんやねん、そのめっちゃ嫌そうな顔は・・・」

「だって私は景吾が一番大好きだもんっ!」




景吾も大好きだけど・・・侑士もジローちゃんも・・・大好きだよ?

皆・・・皆・・・大好き・・・




4人でじゃれ合ったりしている間にチャイムが鳴り、4人一緒に教室へ戻った。

私達は少し警戒しながら階段を下りて行った。


「う〜っし!今日はぜぇ〜ったいねな〜いv」

「そういって寝るだろ、お前は」

「そんな事ないC〜ね、ちゃんv」

「ねっ、ジローちゃんは偉いからね」

「ね〜v」

「俺やって偉いわ!」

「うん、侑士も偉い!」

「ありがとうな、v」





皆と話していたらあっという間に時が過ぎ帰りの呼鈴が鳴った。

それと同時に私達は屋上から出て行き各自の教室へ戻っていった。




・・・・皆がいるから平気・・・・絶対に・・・



私はそう思っていても怖かった。

皆の居る前で起きたらそれはもう学園中の噂になるに違いない・・・

そしたら私は・・・?

私はずっとその噂の中で生きていかなくてはいけないの・・・?

・・・そんなの嫌だ・・・・

怖い・・・怖い・・怖い怖い怖い・・・・

助けて・・・私を守って・・・・





ふと違和感を感じ教室を見渡した。

案の定、教室には誰もいなく侑士は勿論ジローちゃんも居なかった。

私は完全に荒れ狂い鞄も持たずに走って教室から出ようとした。

その瞬間・・・・――――




ガ ッ シ ャ ー ン!




「いやぁぁあぁぁぁあ!!!!」




ドアに近づいた途端窓ガラスが割れドアも勝手に閉まった。

そして鍵は開いているのにドアは開かず、窓の方からは黒い影が教室の中へ入ってきた。



「だ・・・だれ・・・・」


私は怖くて仕方がなかった。

ここには自分ひとりだけ・・・・景吾も侑士もジローちゃんも誰もいない

1人だけ・・・・・


「い・・・いや・・・・」







助けて・・・・・・










『・・・・憎い・・・』









その黒い影がそう言った。









『幸せな奴が憎い・・・・』




幸せ・・・・?





『私は・・・・誰にも愛されなかった・・・・・全て・・・・お前の所為だ・・・』

「なっ・・何で?!何で私の所為なのよ!!」


何故か恐さが無くなり、講義の声をあげれた。


『お前のような幸せぶっている者・・・弱者・・お前みたいな者がいるから・・私は愛されなかった』

「・・・・・・・」

『憎い・・・・この世の全ても憎い・・・どうして・・・・どうして私だけが・・・・っ』



この影はだんだんと、人間の形になっていった。

その人は、本当に悲しそうで・・・人間を恨んでいる・・・そんな顔をして・・・













泣いていた・・・―――











『私は・・・誰にも頼らずに生きてきた・・・それなのに・・・・何故お前は何でもかんでも他人に頼るっ』






『お前は弱者だ・・・この世にいても意味のない人間だっ』






『誰もお前を愛してはいない・・・・憎んでいるのだ・・・』





『早く、ここから去れと・・・・皆思っているのだ・・・』











私は意味のない人間・・・

誰も愛してはいない・・・憎まれてる人間・・・・

ここから去れと思われている人間・・・








その言葉だけが頭の中を回り続けている。



「要するに・・・私は・・・・必要のない人間・・・?」

『そうだ・・・誰もお前を必要としてはいない・・・邪魔なだけだ』

「邪魔・・・・景吾も・・・侑士もジローちゃんも・・・・皆・・・みんな・・・っ・・・」







私は今まで何をしてたんだろう・・・・


何でもかんでも頼ってばかりで・・・


しかも皆が私を嫌っているなんて知らないで・・・・


バカにも程があるって感じかな


そうして今まで気づかなかったんだろう・・・










俯きながら考えていたら、もうその影はいなくなり

窓ガラスも元の状態で、ドアも開いて

何もかもが幻だったような・・・

そんな感じで私は教室に1人、座り込んでいた。






















NEXT→
*************************
やっと書けた第5話(多分・・
何だか訳が分からなくなってしまった!!
しかも1ヶ月以上もかかってしまったわいっっ;;
でもやっとこさ書けたのでよかったっすv
 お気に召したらRCお願いします!!












(051112)

















[★高収入が可能!WEBデザインのプロになってみない?! Click Here! 自宅で仕事がしたい人必見! Click Here!]
[ CGIレンタルサービス | 100MBの無料HPスペース | 検索エンジン登録代行サービス ]
[ 初心者でも安心なレンタルサーバー。50MBで250円から。CGI・SSI・PHPが使えます。 ]


FC2 キャッシング 出会い 無料アクセス解析